飴〜

深夜に突然降り出した雨の音。灯の無い部屋に、雷のゴロゴロと鳴る音が響いた。私は珍しい人になりたかった。雨が好きなんて、怖いかな。私は、夜中に喜び笑ってみた。イエス・キリストとの思い出は、いつも雨だったからだ。私の人生が涙色。しかし、私のこの辺、近所の世間の反響も辛い槍のようだ。火消えた後にも、この石だけは、形が残ったのに。痛かったでしょ、辛かったね、この石の塊を抱きしめて欲しい。この石に涙を流して欲しい。今日は雨な夜になりそうだ。雨は音をかき消す。アニメでも、観ようかな。