コーヒー牛乳

そんな訳がない。私の父親以上に父親に巡り合った事がない。父親は、仕事に忙しい人間だったし、子供の頃から母親は家に居たり、居なかったりで、父親の中では、過保護に育った。私は、自分の身の回りの事は自分からやったし、勉強は難しくて、作文も人の半分だったけど、身の回りの事は問題なく出来る子だった。お姉ちゃんの真似して育ったり、テレビみたいにお母さんに歯磨きして欲しかったのかな?お姉ちゃんに頼んだ事もあった。友達の家に行くときは、自分から友達の家に歩いて行ったし、帰りは遅くても1人だった。私は、大きくなって、自分の身の危険は守ってもらえなかった。私の心は心から寂しい。サーと寂しい気持ちが身体で感じる。たぶん背中も寂しくみえる。コンビニで、買ったコーヒー牛乳にストローをテープで付けてもらっただけで、私は、涙がでた。私に対する愛の価値はそれほどハードルが高くない。小さい愛にも、嬉しかった。